今回はモダンマスターズでコモンとして収録されたおかげでpauperでも使用可能になった
《危険な研究/Perilous Research(MMA)》についてです。
現在のドローを重視したタイプの親和を成立させてくれた縁の下の力持ち的なカードです。
アーティファクトの数を減らしてしまう危険な研究を序盤に打つ動きはあまり強くありません。
<ドローばかりしていると手札に一杯アーティファクト土地があっても使いきれないせいでヤキモキすることも…>
では、どんな場合はメインで打ち、どんな場合は構えるべきなのでしょうか?
パターンA:2マナしか余っていないけど、感電破や水流破を持っている場合
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》を《断絶/Snap》してストームを稼ぐようなデッキが相手ならば常に感電破を構えておきたいところ。
また、対ウィーゼロックスでも《窯の悪鬼/Kiln Fiend》を水流破のカウンターで潰しておかないと、ターンが返ってきてから水流破の除去で潰そうとしても使徒の祝福でかわされて負ける可能性が出てきます。
このように、妨害が必要な相手に2マナしか残っていない状態になったのなら、危険な研究は構えておくべきでしょう。
パターンB:アーティファクト数が十分にある場合
ならとりあえず構えておけば良いのかというとそういうわけでもなく、アーティファクト数が十分にある場合ならば、《金属ガエル/Frogmite(MRD)》や《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》のように0マナで出せる生物が引ける可能性を考えればメインに打つ方が強いケースも多いです。
召喚酔いの1ターンの差は非常に大きいです。
「マナがもう殆どないからとりあえず構えておこう」と安易に構えず
「本当に構えるべきなのか?処罰者を引ければ一気に有利になるのでは?」と再考してみましょう。
パターンC:(自分の生物が一体しか居ないとき)未達への旅対策
白いデッキにはたいてい《未達への旅》が入っています。
未達への旅は場に出たら必ず対象をとり、必ず追放しなければいけません。
そのため、相手が未達への旅を唱えたのに対応して危険な研究で自分の生物を生贄に捧げてしまえば2枚分のアドバンテージを取ることができます。
ただしこのテクニックには注意が必要で、相手が《コーの空漁師/Kor Skyfisher》のような自バウンス生物を使うデッキの場合には使ってはいけません。
未達への旅を回収されてしまうと却ってアドバンテージを失ってしまうからです。
パターンD:現実の酸/Reality Acid対策
なら自バウンス生物を使うデッキ相手には危険な研究を構える旨みがないかというとそういうわけでもなく、現実の酸/Reality Acidを使ってくるのであれば有利に働きます。
①相手が現実の酸を回収するべく自バウンス生物を唱える
②危険な研究で現実の酸が付いたパーマネントを生贄にする
③相手は回収したいパーマネントがなく、しぶしぶ土地を回収する
たった2マナで相手のテンポロスとコンボ妨害を同時に行うことができます。
相手が現実の酸コンボを使ってきそうなら危険な研究を構えて妨害を狙ってみましょう。
以上、正しい「危険な研究」の使い方でした。参考になれば幸いです。
《危険な研究/Perilous Research(MMA)》についてです。
現在のドローを重視したタイプの親和を成立させてくれた縁の下の力持ち的なカードです。
●基本的な使い方
危険な研究は基本的には手札が尽きてきたときに胆液の水源などの墓地に行くとカードを引けるカードを生贄にして手札を補充しアドバンテージを稼ぐ目的で使います。
アーティファクトの数を減らしてしまう危険な研究を序盤に打つ動きはあまり強くありません。
そのため、まず胆液の水源を唱えて親和に貢献しつつ、カードを引き
次に、少ないコストで序盤の選択肢を増やし、間接的に親和に貢献する物読みを唱え
最後に、2マナとパーマネント1つ(大抵アーティファクトでしょう)を使用する危険な研究を使う
という流れになります。
●何枚積むべきか
ところで、この危険な研究は何枚積むべきと考えますか?
他の強力なカード同様4枚積むべきなのでしょうか?
先にも言った通り、危険な研究は
手札が尽きてきたときに手札を補充しアドバンテージを稼ぐ目的で使います。
そのため、手札が尽きにくい最序盤に引いてしまうと無駄が生じてしまうのです。
とりあえず親和に貢献する胆液の水源なら問題ありませんが、逆にアーティファクトの数を減らしてしまう危険な研究を最序盤に何枚も引いてしまうとデッキの回りが悪くなってしまいます。
以上から、危険な研究を安易に4枚積むのはオススメしません。
とりあえず2枚に抑え、どうしてもほしい場合だけ3枚目を積む事を考えるべきです。
また、ビートダウン戦略では勝ちにくくコンボ戦略で攻めなければいけない相手には、アーティファクト数が特に重要なため、危険な研究をサイドからさらに枚数を抑える必要も出てます。
<ドローばかりしていると手札に一杯アーティファクト土地があっても使いきれないせいでヤキモキすることも…>
●メインに打つべきか、構えて相手のターンに打つべきか
危険な研究はインスタントです。そのため、構えて相手のターンに打つという選択肢があります。では、どんな場合はメインで打ち、どんな場合は構えるべきなのでしょうか?
パターンA:2マナしか余っていないけど、感電破や水流破を持っている場合
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》を《断絶/Snap》してストームを稼ぐようなデッキが相手ならば常に感電破を構えておきたいところ。
また、対ウィーゼロックスでも《窯の悪鬼/Kiln Fiend》を水流破のカウンターで潰しておかないと、ターンが返ってきてから水流破の除去で潰そうとしても使徒の祝福でかわされて負ける可能性が出てきます。
このように、妨害が必要な相手に2マナしか残っていない状態になったのなら、危険な研究は構えておくべきでしょう。
パターンB:アーティファクト数が十分にある場合
ならとりあえず構えておけば良いのかというとそういうわけでもなく、アーティファクト数が十分にある場合ならば、《金属ガエル/Frogmite(MRD)》や《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》のように0マナで出せる生物が引ける可能性を考えればメインに打つ方が強いケースも多いです。
召喚酔いの1ターンの差は非常に大きいです。
「マナがもう殆どないからとりあえず構えておこう」と安易に構えず
「本当に構えるべきなのか?処罰者を引ければ一気に有利になるのでは?」と再考してみましょう。
パターンC:(自分の生物が一体しか居ないとき)未達への旅対策
白いデッキにはたいてい《未達への旅》が入っています。
未達への旅は場に出たら必ず対象をとり、必ず追放しなければいけません。
そのため、相手が未達への旅を唱えたのに対応して危険な研究で自分の生物を生贄に捧げてしまえば2枚分のアドバンテージを取ることができます。
ただしこのテクニックには注意が必要で、相手が《コーの空漁師/Kor Skyfisher》のような自バウンス生物を使うデッキの場合には使ってはいけません。
未達への旅を回収されてしまうと却ってアドバンテージを失ってしまうからです。
パターンD:現実の酸/Reality Acid対策
なら自バウンス生物を使うデッキ相手には危険な研究を構える旨みがないかというとそういうわけでもなく、現実の酸/Reality Acidを使ってくるのであれば有利に働きます。
①相手が現実の酸を回収するべく自バウンス生物を唱える
②危険な研究で現実の酸が付いたパーマネントを生贄にする
③相手は回収したいパーマネントがなく、しぶしぶ土地を回収する
たった2マナで相手のテンポロスとコンボ妨害を同時に行うことができます。
相手が現実の酸コンボを使ってきそうなら危険な研究を構えて妨害を狙ってみましょう。
以上、正しい「危険な研究」の使い方でした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)