ウィーゼロックスの回避能力付与呪文についてです。

攻撃が1回通れば20点以上のダメージを与えられるこのデッキにとって回避能力付与(=ブロックされにくくする)呪文は欠かせません。

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<やべえ!月曜日が来るぞ!>

今回は5つの呪文について、それぞれの性能を見ていきたいと思います。


●巧みな回避

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回避能力付与性能 ★★★★★  汎用性 ★

フラッシュバック付きのアンブロッカブル付与呪文。

自分の好きなタイミングで2回使えるのが強く、呪文が足りない時に2回連続で使って
《窯の悪鬼》のパワーをあげたり、《窯の悪鬼》が2体いる時に両方に付与して総攻撃したり、2ターンに分けて使ったりと使い勝手が良いです。

特にハンデスや打ち消しに強い点が良く、1枚引けば安定して回避能力を付与できます。



その一方で回避能力付与以外の使い道がなく、複数引くメリットが薄い点がやや不満です。


●ひずみの一撃

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回避能力付与性能 ★★★★  汎用性 ★★

反復付きのアンブロッカブル付与呪文。
《巧みな回避》と比較するとパワーが1上がり、2回目はマナが必要ない点が強み。

《窯の悪鬼》コンボの場合はそこまで重要ではありませんが、《秘密を掘り下げる者》で殴りに行く場合は重要な差になってきます。

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<3×6+1×2=20点。1ターン早く倒せるようになる>

《巧みな回避》と比較すると自分で2回目の使うタイミングを選べないのが不満。


●シャドーの裂け目

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回避能力付与性能 ★★★  汎用性 ★★★


シャドーを付与するキャントリップ付き呪文。
最悪1ドローになるので腐らず、回避能力を付与しながらほかのカードを引きにいけるのが強み。

1ドローの差がそのままコンボ完成を1ターン早めると考えれば非常に大きな差です。
ただの1ドローとして使う場合にはインスタントである点も重要。


シャドーは「ブロックされない」だけでなく「ブロックできない」でもあるので、相手の生物に打つ使い方も覚えておくと便利ですよ。


●使途の祝福

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回避能力付与性能 ★★  汎用性 ★★★★


ライフを払うことを前提に採用される、プロテクション付与呪文。
パウパーは単色環境なので、プロテクションでも十分回避能力として機能します。

コンバットトリックや除去対策としても優秀で、これを構えるためにあえて
《窯の悪鬼》を出すのを1ターン遅らせるプレイングも重要になってきます。


役割が多く使い勝手がいい事と、無色マナで唱えられるので色マナが偏っても安定して使えるのが強み。

《ギタクシア派の調査》同様φマナを使いすぎるとライフレースが厳しくなるので注意が必要です。

●海賊の魔除け

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回避能力付与性能 ★  汎用性 ★★★★★

島渡り、+2/-1修正、ハンデスから好きなものを選べる魔除け。

パウパー環境には青いデッキが多いため、島渡りでも回避能力として機能しやすいです。

相手が青いデッキでない場合でも、タフネス1のクリーチャー除去・
《窯の悪鬼》のパンプアップ・ハンデスと使い道は広く、まず腐りません。


特に、ウィーゼロックスが苦手とする《呪文づまりのスプライト》や《軍旗の旗手》を除去できるのが優秀です。

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<稲妻だけでは除去が不十分と感じるなら優先度は高い>


●回避能力付与性能を重視するか、汎用性を重視するか

ここまで見てきてわかる通り、パウパーで使える回避能力付与呪文は回避性能をとれば汎用性が損なわれ、汎用性をとれば回避性能が落ちます。

3ターンkillを重視した尖った構成にするなら回避性能を、長期戦を見据えた丸い構成にするなら汎用性を重視していきたいところですね。


以上、尖りますか?汎用性をとりますか?回避能力付与呪文でした。参考になれば幸いです。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)