今回は、《粗石の魔道士》を軸にした青赤トリンケットについて書いていきます。
デッキコンセプトは「青単の強みを出来るだけ損なわない形で、赤をタッチしたデッキ」です。
デッキ内のアンタップイン青マナ源を13枚確保する事で、青単の強みである
1T目:《秘密を掘り下げる者》
2T目:《対抗呪文》
と動ける確率を維持しつつ、《大焼炉》をサーチ出来る《粗石の魔道士》込みで赤マナ源を8枚確保。赤マナが安定した為、「火力も使える青単」として戦う事ができます。
このデッキでは、赤要素としてメインに《炎の斬りつけ》・サイドに《ゴリラのシャーマン》を採用するなど青単が特に苦手とする親和を強く意識しています。
また、飽くまでも青単としての動きを重視するために「赤要素およびアーティファクトシナジー」は最低限に抑えました。
<アーティファクト土地を入れすぎると土地破壊されやすくなるので、感電破の採用は見送り>
ここでは、その豊富な役割を見ていきます。
①:土地のサーチ
一つ目は土地のサーチ。《国境地帯のレインジャー》のような仕事をしてくれます。
先ほど触れた赤マナの安定化は勿論のこと、単純に土地を伸ばせるおかげで《熟考漂い》も使いやすくなりました。
逆に青マナが足りないときは《教義会の座席》を持ってくる事もできます。
例えば「5T目、土地が4枚しか無いけど対抗呪文を構えたい」という時に凄く便利ですよ。
②:シルバーバレット戦略
二つ目はシルバーバレット戦略。
1マナ以下のアーティファクトであれば何でもサーチ出来るため
・クロックを上げたい時は《骨断ちの矛槍》
・ライフを回復したい時は《シルヴォクの生命杖》
・クリーチャーが欲しい時は《皮剥ぎの鞘》
・クリーチャーをバウンスしたい時は《上天の呪文爆弾》
・タフネス2以下のクリーチャーを除去したい時は《黄鉄の呪文爆弾》
・マナ加速したい時は《バネ葉の太鼓》
と、状況に合わせて動きを変える事ができます。
シルバーバレットはただ強いだけじゃなく、幅広い戦略で戦えるのが楽しいですよね!
③:1枚のサイドで簡単に対策
三つ目はサイドボードの性能向上。
シルバーバレットに通じる所もありますが、サーチのお陰で「特定のデッキに劇的に刺さるサイドボードが使いやすくなる」という効果もあります。
・墓地利用デッキ対策の《大祖始の遺産》
・タフネス1を多用するデッキ対策の《ヴィリジアンの長弓》
などは是非入れておきたいところ。
《紅蓮破》《水流破》《ゴリラのシャーマン》も使えるので、サイド後から強くなるタイプのデッキかもしれません。
ここまでメリットばかり取り上げてきましたが、勿論デメリットも無視できません。
純粋な青単と比較した時の主なデメリットとしては以下の4点が挙げられます。
①《尖塔のゴーレム》が使えなくなった
→2/4飛行はやはり偉大。《海門の神官》を採用しないとブロッカー不足を感じます。
②1マナアーティファクトが力不足
→サーチで持ってくる分には強いのですが、素引きしてしまった時に1マナアーティファクトの弱さが目立ちます。
③《秘密を掘り下げる者》の変身率の低下
→《粗石の魔道士》の力を最大限に発揮するために色んなアーティファクトを積むと、デルバーの変身率が下がってしまうのが懸念材料です。②も含めて考えると、もっとアーティファクトは絞った方が良いかもしれませんね。
④土地の安定
→頑張って安定化を図ってはいますが、それでもやはり青単と比べると安定感は下がります。
例としては「初手に赤マナしか無い」「アーティファクト土地ばかり引いてしまい、土地が破壊される」等が挙げられます
この辺りのデメリットを解消したり、逆に赤マナ・アーティファクトが使えるメリットを伸ばしていく事が今後の課題となってきますね。
_____________________________________
いかがだったでしょうか?
「シルバーバレットが好き」「青単が好きだけど、親和に負けたくない」という方は是非一度試してみてください!
以上、粗石の魔道士の強さでした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
●デッキリスト
11:《島/Island》
1:《山/Mountain》 2:《教議会の座席/Seat of the Synod》 2:《大焼炉/Great Furnace》 1:《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》 -Lands(17)- |
4:《定業/Preordain》
4:《思案/Ponder》 4:《炎の斬りつけ/Flame Slash》 1:《上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb》 2:《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》 1:《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》 1:《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》 4:《対抗呪文/Counterspell》 4:《ルーンのほつれ/Rune Snag》 1:《除外/Exclude》 1:《噴出/Gush》 -Other Spells(27)- |
4:《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》 2:《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird》 4:《粗石の魔道士/Trinket Mage》 3:《海門の神官/Sea Gate Oracle》 3:《熟考漂い/Mulldrifter》 -Creatures(16)- |
3:《水流破/Hydroblast》
3:《紅蓮破/Pyroblast》 3:《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》 1:《無効/Annul》 1:《電謀/Electrickery》 1:《調和者隊の盾/Accorder's Shield》 1:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》 1:《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》 1:《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff》 -Sideboard(15)- |
●親和を意識した青単
デッキコンセプトは「青単の強みを出来るだけ損なわない形で、赤をタッチしたデッキ」です。
デッキ内のアンタップイン青マナ源を13枚確保する事で、青単の強みである
1T目:《秘密を掘り下げる者》
2T目:《対抗呪文》
と動ける確率を維持しつつ、《大焼炉》をサーチ出来る《粗石の魔道士》込みで赤マナ源を8枚確保。赤マナが安定した為、「火力も使える青単」として戦う事ができます。
このデッキでは、赤要素としてメインに《炎の斬りつけ》・サイドに《ゴリラのシャーマン》を採用するなど青単が特に苦手とする親和を強く意識しています。
また、飽くまでも青単としての動きを重視するために「赤要素およびアーティファクトシナジー」は最低限に抑えました。
<アーティファクト土地を入れすぎると土地破壊されやすくなるので、感電破の採用は見送り>
●《粗石の魔道士》の豊富な仕事
《粗石の魔道士》は非常に優秀なカードで、豊富な仕事・役割を持っています。ここでは、その豊富な役割を見ていきます。
①:土地のサーチ
一つ目は土地のサーチ。《国境地帯のレインジャー》のような仕事をしてくれます。
先ほど触れた赤マナの安定化は勿論のこと、単純に土地を伸ばせるおかげで《熟考漂い》も使いやすくなりました。
逆に青マナが足りないときは《教義会の座席》を持ってくる事もできます。
例えば「5T目、土地が4枚しか無いけど対抗呪文を構えたい」という時に凄く便利ですよ。
②:シルバーバレット戦略
二つ目はシルバーバレット戦略。
1マナ以下のアーティファクトであれば何でもサーチ出来るため
・クロックを上げたい時は《骨断ちの矛槍》
・ライフを回復したい時は《シルヴォクの生命杖》
・クリーチャーが欲しい時は《皮剥ぎの鞘》
・クリーチャーをバウンスしたい時は《上天の呪文爆弾》
・タフネス2以下のクリーチャーを除去したい時は《黄鉄の呪文爆弾》
・マナ加速したい時は《バネ葉の太鼓》
と、状況に合わせて動きを変える事ができます。
シルバーバレットはただ強いだけじゃなく、幅広い戦略で戦えるのが楽しいですよね!
③:1枚のサイドで簡単に対策
三つ目はサイドボードの性能向上。
シルバーバレットに通じる所もありますが、サーチのお陰で「特定のデッキに劇的に刺さるサイドボードが使いやすくなる」という効果もあります。
・墓地利用デッキ対策の《大祖始の遺産》
・タフネス1を多用するデッキ対策の《ヴィリジアンの長弓》
などは是非入れておきたいところ。
《紅蓮破》《水流破》《ゴリラのシャーマン》も使えるので、サイド後から強くなるタイプのデッキかもしれません。
●純正の青単と比較した時の弱点・課題
ここまでメリットばかり取り上げてきましたが、勿論デメリットも無視できません。
純粋な青単と比較した時の主なデメリットとしては以下の4点が挙げられます。
①《尖塔のゴーレム》が使えなくなった
→2/4飛行はやはり偉大。《海門の神官》を採用しないとブロッカー不足を感じます。
②1マナアーティファクトが力不足
→サーチで持ってくる分には強いのですが、素引きしてしまった時に1マナアーティファクトの弱さが目立ちます。
③《秘密を掘り下げる者》の変身率の低下
→《粗石の魔道士》の力を最大限に発揮するために色んなアーティファクトを積むと、デルバーの変身率が下がってしまうのが懸念材料です。②も含めて考えると、もっとアーティファクトは絞った方が良いかもしれませんね。
④土地の安定
→頑張って安定化を図ってはいますが、それでもやはり青単と比べると安定感は下がります。
例としては「初手に赤マナしか無い」「アーティファクト土地ばかり引いてしまい、土地が破壊される」等が挙げられます
この辺りのデメリットを解消したり、逆に赤マナ・アーティファクトが使えるメリットを伸ばしていく事が今後の課題となってきますね。
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いかがだったでしょうか?
「シルバーバレットが好き」「青単が好きだけど、親和に負けたくない」という方は是非一度試してみてください!
以上、粗石の魔道士の強さでした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
デルバーとトリンケットどちらも相性がいいと思いますし、インスタントタイミングで動けるので中々噛み合ってるんじゃないでしょうか