今回は、黒単の基本除去について書いて行きたいと思います。
そのせいで、フェアリーの「2ターン目デルバーが変身しつつカンスペ構え」やトロンの「3ターン目に土地が揃って一気に展開」のようなぶん回りがありません。
黒単以外のデッキなら無理に相手のぶん回りに対応せずとも、自分のぶん回りを伸ばすことを考えていれば自然と勝率はついて来ます。
<ぶん回れば何が相手でも勝てる!というのは勝率をキープするうえで大事な事>
しかし黒単にはそれがないため、「相手に綺麗に動かれたら諦める」構築にしてしまうと勝率はイマイチ伸びなくなってしまうんです。
このような性質を持つ黒単で勝率を上げるためには、各デッキのぶん回りをキチンと想定し、噛み合った引き方をすればぶん回りすら潰し切れるように、多様な除去を散らして(各カードを2枚ずつ採用するなど)構築する必要が出てきます。
幸い黒単は軽い除去・確定除去・布告・全体除去と、除去であれば何でもそろっています。
想定するメタのデッキを実際に使って見て、何をされたらキツイかを理解することで、想定した全てのデッキに対して可能な限りぶん回り潰しができる構築バランスへと調整していきたいですね。
以下では、黒単の基本除去の性能を見ていきます。
特に有効な相手:呪禁オーラ、《黒曜石の見習い僧》
黒単のメイン除去。
選択権は相手にありますが、どんな除去耐性持ちクリーチャーであろうと関係なく1体を除去できます。
少数の強力なクリーチャーを使ってくるタイプのデッキに特に有効。
《黒曜石の見習い僧》ですら除去できるのは非常に使い勝手がよく、特にライフルーズ付きの《ゲスの評決》は4積みできる性能です。
他にどんな除去を採用しているかの影響を受けやすいカードでもあるので、このカードを弱いと感じることが多い場合は他の除去の枚数を再度調整したほうが良さそうです。
特に有効な相手:速攻アグロ全般、《秘密を掘り下げる者》
使いやすい1マナ除去。主に速攻アグロ対策に使います。
黒単は重めのカードが多いせいで速攻アグロに綺麗に動かれると2マナの除去だけでは捌ききれなくなるため、1枚は引きたいカードです。
特に、1ターン目に出てきた《秘密を掘り下げる者》は後手1ターン目に除去できるかどうかで10点近くライフ差が生じる事すらあります。
《見栄え損ない》はカウンターの隙をつけたり、先行1ターン目に構えられるのが優秀。
《死の重み》は腐りにくく、《エイトグ》のように一時的にサイズが大きくなるクリーチャーをたった1マナで確実に除去できるのが強みです。
特に有効な相手:親和、スリヴァー
pauperでは使い勝手が《終止》に近い安定した確定除去。
《ゲスの評決》と比較すると呪禁などに無力なので使い勝手はやや劣りますが、一番除去したいクリーチャーを真っ先に除去できるインスタントは貴重です。
安易に構えて相手のターンに打とうとすると《巨森の蔦》などで痛い目にあうので注意。
特に有効な相手:PIG持ちクリーチャー
場に出た時に対象のクリーチャーを追放する3マナエンチャント。
除去をしながら灰色商人のための信心を貯められるので、間接的にライフ回復に繋がります。
オーラごと追放する効果も優秀で、例えば《怨恨》の付いた《若き狼》を追放した場合には1枚で除去3枚分に近い仕事をしたことになります。
3マナかつソーサリータイミングでしか使えないので、やや使いにくいのが不満。
メタに合わせて《夜の犠牲》とこれを切り替えていく必要がありますね。
特に有効な相手:同系
4マナで沼の分だけクリーチャーにダメージを与え、その分ライフゲインできるカード。
粘れば粘るほどライフゲイン量も増えていくのが強く、長期戦向きです。
とくに同系が相手の場合には相手の信心を減らしつつ大幅にライフを確保することができ、ドレイン合戦を優位に進めることができます。
一方で4マナという重さのせいで《使徒の祝福》・《巨森の蔦》・生贄などによって立ち消えさせられると大抵負けてしまいます。
このようなカードを使うデッキ相手には出来ればサイドアウトしておきたいところ。
特に有効な相手:ストンピィ、ゴブリン、スリヴァー以上、除去を選ぶ上で考える「ぶん回り潰し構築」でした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
●ぶん回りのない黒単。除去を散らそう
黒単は重いカードを安定して使うために、相手の動きを妨害することのみを目的とする「除去カード」に多くのスペースを割いています。そのせいで、フェアリーの「2ターン目デルバーが変身しつつカンスペ構え」やトロンの「3ターン目に土地が揃って一気に展開」のようなぶん回りがありません。
黒単以外のデッキなら無理に相手のぶん回りに対応せずとも、自分のぶん回りを伸ばすことを考えていれば自然と勝率はついて来ます。
<ぶん回れば何が相手でも勝てる!というのは勝率をキープするうえで大事な事>
しかし黒単にはそれがないため、「相手に綺麗に動かれたら諦める」構築にしてしまうと勝率はイマイチ伸びなくなってしまうんです。
このような性質を持つ黒単で勝率を上げるためには、各デッキのぶん回りをキチンと想定し、噛み合った引き方をすればぶん回りすら潰し切れるように、多様な除去を散らして(各カードを2枚ずつ採用するなど)構築する必要が出てきます。
幸い黒単は軽い除去・確定除去・布告・全体除去と、除去であれば何でもそろっています。
想定するメタのデッキを実際に使って見て、何をされたらキツイかを理解することで、想定した全てのデッキに対して可能な限りぶん回り潰しができる構築バランスへと調整していきたいですね。
以下では、黒単の基本除去の性能を見ていきます。
●ゲスの評決、悪魔の布告
特に有効な相手:呪禁オーラ、《黒曜石の見習い僧》
黒単のメイン除去。
選択権は相手にありますが、どんな除去耐性持ちクリーチャーであろうと関係なく1体を除去できます。
少数の強力なクリーチャーを使ってくるタイプのデッキに特に有効。
《黒曜石の見習い僧》ですら除去できるのは非常に使い勝手がよく、特にライフルーズ付きの《ゲスの評決》は4積みできる性能です。
他にどんな除去を採用しているかの影響を受けやすいカードでもあるので、このカードを弱いと感じることが多い場合は他の除去の枚数を再度調整したほうが良さそうです。
●見栄え損ない、死の重み
特に有効な相手:速攻アグロ全般、《秘密を掘り下げる者》
使いやすい1マナ除去。主に速攻アグロ対策に使います。
黒単は重めのカードが多いせいで速攻アグロに綺麗に動かれると2マナの除去だけでは捌ききれなくなるため、1枚は引きたいカードです。
特に、1ターン目に出てきた《秘密を掘り下げる者》は後手1ターン目に除去できるかどうかで10点近くライフ差が生じる事すらあります。
《見栄え損ない》はカウンターの隙をつけたり、先行1ターン目に構えられるのが優秀。
《死の重み》は腐りにくく、《エイトグ》のように一時的にサイズが大きくなるクリーチャーをたった1マナで確実に除去できるのが強みです。
●夜の犠牲
特に有効な相手:親和、スリヴァー
pauperでは使い勝手が《終止》に近い安定した確定除去。
《ゲスの評決》と比較すると呪禁などに無力なので使い勝手はやや劣りますが、一番除去したいクリーチャーを真っ先に除去できるインスタントは貴重です。
安易に構えて相手のターンに打とうとすると《巨森の蔦》などで痛い目にあうので注意。
●Oubliette
特に有効な相手:PIG持ちクリーチャー
場に出た時に対象のクリーチャーを追放する3マナエンチャント。
除去をしながら灰色商人のための信心を貯められるので、間接的にライフ回復に繋がります。
オーラごと追放する効果も優秀で、例えば《怨恨》の付いた《若き狼》を追放した場合には1枚で除去3枚分に近い仕事をしたことになります。
3マナかつソーサリータイミングでしか使えないので、やや使いにくいのが不満。
メタに合わせて《夜の犠牲》とこれを切り替えていく必要がありますね。
●堕落の触手
特に有効な相手:同系
4マナで沼の分だけクリーチャーにダメージを与え、その分ライフゲインできるカード。
粘れば粘るほどライフゲイン量も増えていくのが強く、長期戦向きです。
とくに同系が相手の場合には相手の信心を減らしつつ大幅にライフを確保することができ、ドレイン合戦を優位に進めることができます。
一方で4マナという重さのせいで《使徒の祝福》・《巨森の蔦》・生贄などによって立ち消えさせられると大抵負けてしまいます。
このようなカードを使うデッキ相手には出来ればサイドアウトしておきたいところ。
●墓所のネズミ
特に有効な相手:ストンピィ、ゴブリン、スリヴァー
クリーチャーの形をした全体除去。
pauperには全体除去が少ないため、全体除去をケアしていないデッキが少なくありません。
そのようなデッキに対してはこれ1枚で一気に優位に立てるため、《クォムバッジの魔女》とはやや相性が悪い点を考慮しても、是非採用しておきたいですね。
そのようなデッキに対してはこれ1枚で一気に優位に立てるため、《クォムバッジの魔女》とはやや相性が悪い点を考慮しても、是非採用しておきたいですね。
《発掘/Unearth》から釣り上げる事もでき、使い方の幅が広いカードです。
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黒単でよく見かける除去は以上ですが、実際にはもっと多くの除去が候補に上がります。
それらについても、また記事にして行きたいと思います。
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黒単でよく見かける除去は以上ですが、実際にはもっと多くの除去が候補に上がります。
それらについても、また記事にして行きたいと思います。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)